アリス・ギア・アイギスで少し前から始まったイベント「神南在賀奈々派遣伝」。
タロット占いを得意とするキャラクターが登場するんですが、イベント含めよく作られていて。
作中で在賀ちゃんはタロットで何やってたの?というのを解説した内容です。
※注意事項※
・かなりオカルト、スピリチュアルに傾向した内容です。苦手な方は回れ右
・なのに私は思いっきり物理・科学主義。鉱物は化学式で覚えたいタイプ
・かるーくタロット占いの知識を齧った程度のド素人です、間違ってたら許して
・そもそも西洋の文化なので表記ゆれが多々あります
・在賀奈々ちゃんは絆エピソード全てと個別エピソード★2まで解放してます
■タロットデッキの構成

これはおそらくもっとも有名な絵柄のウェイト版デッキ。私が使うデッキでもあります。
最近は様々な趣向を凝らした絵柄のデッキも出回っていますし、ネット通販でも気軽にポチれる時代になりました。絵柄が凝っているものもあり、コレクション目的で持っている人もいるトカ何トカ。
ちなみに大アルカナはざっくりと大きな方針を指し示すことが多いのに対し、小アルカナは小さく細かい方針を指し示しやすい傾向がある……らしいです。
・大アルカナ
0の愚者~21の世界を意味する22枚のカードから成ります。
何らかのモチーフとして登場することは多いので、見たことがある方はいると思います。金田一何トカの漫画でタロットカードの天地を間違えてしまい、そこから犯人が暴かれた例もありますね。
なお、デッキにもよりますが高確率でローマ数字で書いてます。ローマ数字を読む知識必須です。
・小アルカナ
トランプの原型になったとか何とか言われているようですが、構成はトランプによく似ています。
スート(柄)はワンド(棒、杖と訳すことも)、カップ(杯)、ソード(剣)、ペンタクル(金貨)の4種類。
それぞれが1~10までの数字と、ペイジ(小姓、召使の意)、ナイト(騎士)、クイーン(女王)、キング(王)の人物が描かれた14枚が存在するので、4つの柄×14枚=56枚。

数字の方はトランプのようにそれぞれのアイテムが数字の数だけ描かれているのですが(ワンドの10だとマジで棒が10本描かれている)、それだけではなく何らかの事象が描かれています。人が何かをしていたり、何かを暗示させるような風景だったり。
余談ですが、ワンド=クラブ、カップ=ハート、ソード=スペード、ペンタクル=ダイヤと実際のトランプの柄と関連付けられることもあるようです。
ちなみに小アルカナのカードは「ワンドの3」「ペンタクルのキング」等の呼び方をします。

左よりワンドのキング、カップのクイーン、ソードのナイト、ペンタクルのペイジ。
人物が描かれているこれらのカードは「コートカード」とも呼びます。
■占いの流れ
・占う内容を決める
当然ですが、これが決まらないとそもそも占いができません。占う内容によってどのスプレッド(カードの並べ方のこと)で占うかも変わってきます。
できれば内容は具体的に。一番手軽なのは「明日の○○(自分含む人の名前)の運勢を占って!」です。

ちなみに、タロット占いはゲスト(占ってほしい人)がいる場合は原則占い師と対面で座ることが多いと思われますが。
この場合、ゲストがいる側からみて正位置・逆位置と判断します。スプレッド(カードの並べ方)も天地逆になるので大変なことになります。
・シャッフルののち、カードを並べるor選ぶ
例えば1~3枚くらいしか選ばない場合は大アルカナのみ、選ぶ枚数が少し多い場合や詳しく占いたい場合は大アルカナに加えて人物の描かれたコートカードを、ケルト十字スプレッド等選ぶ枚数が莫大になる場合は大小アルカナ全てのカードを使うことが多いです。
ちなみに初心者や慣れていない人の場合は大アルカナのみを使い、1~3枚だけを選ぶ占い方を選ぶことが多いです。作中で登場した占い方から察するに、多分在賀ちゃんは大アルカナのみ使ってます。

最初に使うカードを広げ、わーっと混ぜます。勝手に「お好み焼き」と呼んでますます。
もしかしたら映画やドラマ等で見たことが見たことがある方はいるかもしれませんが、タロットカードはトランプみたいにシャッフルしません。どうもトランプみたいにカードをシャッフルするとカードが傷みやすくなるトカ何トカ。

気が済むまで混ぜた後カードの山をひとまとめにしたらこの山を3つに分け、もう1度1つに重ねる。動画にすれば分かりやすいんですが、分ける時と重ねる時の順番が変わるのでこれでシャッフルができるというからくりです。
これを指定回数やれと書いている場合もあれば、気が済むまでやれと書いてある場合もあります。そこそこの実力がある人はピンとくるタイミングが見えるらしいです。
ちなみにこのシャッフル方法は大抵のタロット専門書等に書いてあるので、在賀ちゃんも同じ方法でシャッフルしていると思われます。
シャッフルが終わったらスプレッドがある場合はその通りにカードを並べ、例えば1枚だけ引く場合ならカードの山から1枚引きます。一番上から引く場合もあれば上からX枚目を引けという場合もありますし、場合によってはゲストに選ばせる場合もあります。
・リーディング(解読)
複数枚のカードを使う場合でも、原則全てのカードを並べてからカードを1枚ずつめくって絵柄を確認していきます。
1枚だけの場合はそのカードの意味を読めばいいのですが、複数枚カードを使用している場合はカード全体を見て流れを読む必要が出てきます。「全体的に上向き」とか「ここに谷があるから気を付けて」みたいな。あとカード同士の相性もあるので「この部分はこういう流れか」と把握する必要があることも。
当然ですが同じ盤面でも占い師によってリーディングが異なる可能性は十二分にあります。っつーか、同じカードですら個人で解釈違いを起こすことはありますし。
そしてゲストがいる場合は当然結果を伝えなければならないのですが、当然ここで言葉を選ぶ必要が出てくるわけです。占いというのは他人を不幸にしてはいけないので、たとえ悪い結果が出ても「こうしたらいい」と助言できなければいけないんです。
■サンプルリーディング
つまるところがタロットの参考書というか、「このスプレッドでこういうカードが出ました。この場合はこういう流れかここにできていて、こういう解釈ができます」みたいな解説です。枚数が多くなるスプレッドで解説することが多いみたいですし、何ならインターネットにもあったり。
なんですが、これをやりすぎると教科書みたいな判で押した解読しかできなくなるとかで、私が持ってる専門書にはサンプルリーディングの解説ないです。ちくしょお。
代わりと言っては何ですが、専門書では「とにかく場数を踏め」ということで毎日少しずつでもカードを触ってカードの意図を読み取れるようになれと書いてありました。そのリーディングの練習としてお勧めされていたのが下記のワンカードオラクルです。
■スプレッドの種類
・ワンカードオラクル
1枚のカードだけ引いて、それで占う方法。
とりあえず初心者がタロットカードに慣れるためにおすすめされる方法。1枚だけでズバッと占うので答えが単純明快。
絆エピソードやラスコルで占っていた方法がおそらくこれです。いや、イベントではもしかしたら後述のスリーカードオラクルで占っていて、最後の1枚の結果を伝えている場面なだけかもしれませんが。
・スリーカードオラクル
3枚のカードを引き、それを利用して占う方法。
何らかの悩みや問題に対し過去、現在、未来を暗示するカードを選んで占い、そこからリーディングする方法です。
エンパイア中野でのシーンで使用されたのがこれだと思われます。前後のやり取りからして、多分会社の未来でも占ってもらったんでしょう。

ちなみに、左から過去、現在、未来を暗示するカードが並ぶので、おそらくエンパイア中野組が見たのはこんな景色だと思われますが。
正直言ってこれ、ポーカーで言うストレート並にまずいです。ド素人の私でも言い淀むレベル。うーん……未来に塔のカードが来てないだけまだマシかな……うん。
■在賀ちゃんが去り際にプレゼントしていたもの

多分こんな感じの、天然石を使用したチャームと思われます。
(これは確か某ショップでセミオーダーで作ってもらったストラップ。石とか拘ったのでそこそこいいお値段にはなった。)
結構……多いんですよ。占った後、ちょっとした天然石のアクセサリーをプレゼントするの。
よく見かけるのは水晶(クオーツ・クリスタル等)やメノウ(アゲート)。これらは多く出回っていて安価、かつ丈夫で多少無茶な扱いをしても破損しづらいというのが科学的・物理的特性から見る主な理由かと思われます。しかも水晶ってスピリチュアル的にかなり強い力を持ってるらしいんです(まぁ化学式も構造もしっかり整ってますし)。
なお石に関しても見える人には色々見えるらしいんですが、物質・科学主義の私には悲しいことに何も見えません。
占い師によっては授けた相手にいいことがあるようまじないをかけていることも多いので、大事にするといいかもしれません。
ちなみに、スピリチュアル系では「天然石」と表現されることが多いですが、結局のところ鉱物です。そこに何らかの力を見出してパワーストーンだの何だの言ってるだけ……とは私の弁。
最後に。
占いは予言ではなく助言です。本質は自分の問題点を洗い出し、どうすればいいかを見つめ直すことにあります。
当たるも八卦、当たらぬも八卦ってことで。
■オマケ:ホロスコープ
ホーム画面、背後の占いマシンのPOPに「ホロスコープの女王」という文字が読み取れたので。
西洋占星術の一種である地点、ある時刻の時点でどの天体がどの方角にあったかを割り出し、そこから占う方法です。

(チャート作成はこちらから)
これが「チャート」と呼ばれる、情報を基に導き出した天体の地図。テキトーに2021年4月1日の午前0時ちょうど、東京都で作成しました。
鋭い人はピンときたかもしれませんが、ベージュの円のフチに書いてあるのは星座の記号、内側で赤や青の線で繋がっているのは天体の記号(太陽系に所属する惑星や準惑星等)です。
(というより、タロットもなんだけど西洋占星術は星座や4大元素説と切っても切れない関係なので、勉強するうえで必須科目)
大抵は個人の誕生日と出生地からその人の人となりや運勢を占うのに用いますが、「2重円ホロスコープ」という2つ分のチャートを作成して重ね合わせて占う方法もあり、こちらは2人の相性を占ったりにも使われます。なお私はこれ、存在を知っているだけでリーディングできません。
現代はコンピュータのおかげで情報を入力すれば一発で出てきますが、昔は分厚い本から全部調べる必要があったとか……現代文明様々です。
ちなみにこれ、言うまでもないですが「日時(時刻まで要求される)」と「場所」が情報として要求されるため、できたチャートを見せるともれなく個人情報漏洩です。
ちなみにタロットでも「ホロスコープスプレッド」という、これまた12の星座になぞらえた占い方もあるんですが、それだったらわざわざホロスコープって言わないよなぁ?ということでこちらの占いを紹介させていただきました。
