
石膏(せっこう・英名:gypsum・selenite)
硫酸カルシウムを主成分とする鉱物。無色透明な結晶の他、白色、黄色、緑色等のものも採掘される。建築材料、石膏像、土壌改良剤、保定器具としてのギプス、漢方薬等にも用いられる身近な鉱物でもある。
モース硬度は2と非常に脆く、人の爪で何とか傷がつけられるくらい。その為宝石には向かず、掘り出されたものは標本として取引されるか、工業目的で精製されるかのどちらかである。
化学式の通り、この鉱物は成分の一部として水を含んでいる。この水分は加熱することで蒸発し「焼石膏」という別の物質になるのだが、石膏が焼石膏になるまで加熱をし続けても温度が一定以上に上がらないという性質がある。またこの焼石膏に水を加えて練ることで再び石膏として凝結する性質も持つ。
これらの性質を利用したのが耐火性能を持ち、リサイクルも可能な建築材料としての石膏ボードや石膏を用いた型どりである。
石膏の英名表記は「ジプサム」「セレナイト」の2つがよく使われるのですが、ジプサムは(色を問わず)石膏全般、セレナイトは透明石膏(透明なもの)をよく指す気がします。
前回のブライトリーステア&蛍石は11月下旬に下書きを描き始めていて「今年の池袋ミネショは行けそうにないなー残念だなー」程度の軽い気持ちだったのですが、その後懇意にしてくださる宝石業者さんから池袋ミネショ参加と目玉商品が記載されたメールマガジンを受け取りまして。その目玉商品がめちゃくちゃ気になるアイテムで、でもどうあがいても見に行くことはできない。ついでにドールイベントにも行きたかったけど無理。
というわけで追い怨嗟を込めて描きました。
見たかった……5ct超えのカラーチェンジガーネット……。
※カラット:宝石で用いられている重量の単位であり、1ct=0.2g。5ct=1g=1円玉の重さ。
宝石の価値を決める指標の1つである。宝石の種類やカットにも左右されるので一概には言えないが、正円のラウンドカットの場合直径は6.0~6.5mmくらい。
種類にもよるが、希少な宝石で鑑賞に堪えるほど質が良いものが1ct以上あれば大きい部類とされ、プレミア価値がつく。
つまり質が良くて5ctオーバーはほぼ出ず、化け物どころじゃない。
ところで、まことしやかに囁かれている「かけば出る」。
ソシャゲ等で欲しいキャラクターを描くとドロップする、ガチャで出るという一種の願掛けですが、あれも「あのキャラクターが欲しい!でも手に入らない!」というフラストレーションを昇華しているようなものですし、私の「怨嗟を込めて描く」も望みが叶わないフラストレーションをぶつけているという点では似たり寄ったりだなぁと。

資料にした岩塩上の透明石膏、ペルー産。
茶色い部分が透明石膏で、透明な部分は岩塩です。

そしてこちらはイガグリ状透明石膏、カナダ産。
CaSO4・2H2O
描いた