脚をクロスさせて立つ

アジュールさんのフレームの一部をディーラー製の改造パーツに交換した話です。
予備知識。
ボークス社のドルフィードリームはソフトビニル製の外皮の中にプラスチック製のフレーム(骨格)を仕込むことで、自由自在な可動やポージングを可能としています。
しかしこの純正内部フレーム「DDベースボディⅢ」は可動範囲が狭く自然なポージングがしづらい、破損しやすい等の問題を抱えていまして。
現在は改良型新フレーム「DD-f3」が出ていて、現行モデルは全部これのはず。
(ただしDD-f3は持っていないので、使用感は不明)
しかし公式のみならず、可動範囲の拡大や割れにくい素材を用いての破損防止等の目的でパーツを製作している個人ディーラーさんもいます。
ドルフィードリームで「純正フレームだとこんなポージングできないんだけど!?」みたいな写真は大抵ディーラー製フレームやパーツに交換しているトカ、動きに干渉する外皮の一部を切っているトカ。
例えるなら……アケコンのレバーを他社製に交換するような?
アジュールさんに関してはボディ自体が廃盤で、正規の方法でパーツを再入手できないため痛めた関節を人工関節に交換と言った方が近いかもしれません。
なお、ここからはウィッグなしのドールの裸の写真が出てきます。(一応下着は着せています)
苦手な方は回れ右。


0213比較08
交換対象はアジュールさん。
ボディはドルフィードリーム、ホワイト肌、内部フレームは純正DDベースボディⅢの一部を個人ディーラー製のものに交換しています。
今回交換したのはM9 Machine worksさん製(Twitter)の股関節のパーツ。
ジュラコン製で自己潤滑性があり、グリスの類を差さなくても滑らかに動くとのことです。
人間で例えるならおよそ大腿骨骨頭に当たるパーツです。
0213比較07
……すまない、最初はブログに書くつもりはなくて届いてからすぐにボディに組み込んでしまったので現物の写真がないですorz
交換方法ですが、ソフトビニルの外皮を温めて柔らかくしてから内部のフレームを綺麗に抜き取り、フレームを分解して対象パーツを交換するという外科手術的な作業が必要です。
付属の説明書通りに作業をすればうまくいくのですが、如何せん公式が想定していない裏技的な行為なので、万が一交換中に破損しても、交換に失敗して可動範囲が狭まったとしても自己責任です。
今回の交換で必要なのはプラスドライバーとマイナスドライバー複数本。
(100均で売っているドライバーセットで十分)
パーツによっては削ってサイズを調整するための耐水ペーパーも必要です。
あとは外皮を温めるためのドライヤーやヒーター等。温めすぎによる変形には注意です。
持っててよかったエンボスヒーター。
作業時間は両足含めて約1時間、非力な女の腕でも何とかとかなりました。
比較対象はアナスタシアちゃん。
(ドルフィードリームシスター/セミホワイト肌/純正DDベースボディⅢ)
アジュールさんよりも少し背丈が低い規格なので純粋な比較はできませんが、参考程度にどうぞ。
0213比較01
椅子に座らせて、足を組む。
アナスタシアちゃんもできているように見えますが、左足のかかとを右の脛にひっかけているようなものなので、ちょっとでも足を上げるとバネのように元の位置に戻っちゃいます。
0213比較02
脚をクロスする。
純正品は殆どクロスできてないのが分かると思います。気持ち内股?くらいの。
ちなみにDD(アジュールさん)とDDS(アナスタシアちゃん)ですが、こうして比較してみると体格はほぼ同じ。違うのは腕(前腕)と脚(脛)の長さです。
この2つは衣装やハンドパーツ等で互換性がありますし。
ちなみに、改良型フレームDD-f3だと内股・足組みがしやすくなった……みたいなネットレビューを見かけたような気がします。
(持っていないので比較不可)
0213比較03
脚を開く。一目瞭然ですね。
ただボークス側もここまでの開脚は想定していなかったようで、ソフビの断面がむき出しになり、内部のフレームが見えちゃってます。
0213比較04
脚を開いた股部分をアップにしたものがこちらです(別窓/下着ナシ/関節むき出し注意)

服を着ているときはさほど問題にはならないでしょうが、ショートパンツ等丈が極端に短いものを着せた時は要注意です。
0213比較06
おかげで私がコスプレでした時のようなこんな立ち方や
0213比較05
膝立ちが安定してできるようになりました。
あと、何かにまたがるといったポーズもかなりやりやすくなったと思います。
こう、足をクロスさせて立たせるポーズができるようになったのがとても嬉しい。
個人的な感想は、完成品にしろベースボディにしろ現行モデルが既に純正DD-f3に置き換わっているので、これからドルフィードリームをお迎えしたいという人は素直に純正DD-f3を購入した方がいい。
(ただしネットの声を見てみると純正DD-f3もちょっと問題アリのようなので、自己責任でディーラー製フレームやパーツに改造するのもアリ)
が、ベースボディも決して安くないですし、DDベースボディⅢが未だに現役のドールも少なくないですし、ホワイト肌等既に廃盤になりDD-f3に交換できないDDベースボディⅢの子達は内部フレームのカスタムや交換を前向きに検討してみるといいんじゃないかな、ってとこです。
何度も書いていますが、フレームのカスタムは自己責任で行いましょう。
ちなみに、パーツ交換後にいろいろ動かして遊んでみて、感動した勢いで使用した感想やお礼のメッセージと一緒に「うちのブログで紹介していいですか?」と質問したところ、快諾していただけたので、今回記事にすることにしました。
服やウィッグ、アイは写真等で紹介されれば分かりやすいですし、作り手のディーラーさんも捕捉しやすいんですが、内部のフレームは基本的にバラさないと分からないし今回のように紹介しないと誰も気づきませんし……。
パーツにしろ衣装にしろ、ディーラーさんには本人に届く形でアイテムの感想やお礼のメッセージを送ろうと決意した瞬間でした。
なお、M9 Machine worksさんに別の用件でがっつりお世話になるのはまた別のお話。